辞典

パワーストーンの産地について

■天然石は世界中のどの地域でも採れるわけではありません。多くの天然石の産地はわずか数か所に限られています。その産地によって色合い・形状・クラック・内包物などの特徴がそれぞれあります。天然石の種類によっては産地によってその価値を決定づけるものもあり、とても重要案な要素になります。
水晶の産地でもブラジル・ヒマラヤ・アメリカ・四川・マダガスカルなど様々あります。その石に込められる意味合いや逸話などはその土地の歴史にも影響されています。その土地のPOWERがその石や木など様々な自然に宿りその力を持って帰りたい、そう思う方は決して少なくないように思います。
日本における神社のお守りもその一つの形と言えるでしょう。たくさんの神社仏閣がある中で、そのどれもが神秘的で魅力的なものであるとは思います。しかしながら、その中でもたくさんの方が訪れ有名なスポットとして挙げられるのは伊勢神宮・出雲大社・浅草寺など決して多くはありません。
その理由として、歴史を知りその土地のPOWERに惹かれて訪れたいと思うわけですから、世界の様々な土地の中でも同じようなことがあっても不思議ではありません。その土地で採れた石にPOWERが宿っていると思うのは自然の成り行きのような気がしています。石に言い換えるなら、よりたくさんの人達に大事にされ祀り上げられ様々な思いの拠り所になっている場所の石は特別なPOWERと価値があるのだと私は思います。

ロジウムコーティング

■ロジウムはプラチナ金属の仲間のため、優れた光沢、硬度、耐食性を持っています。また、見た目の色合いが「プラチナ」のようになります。
このため、ロジウムメッキ(コーティング)加工されたシルバージュエリーは、一見ホワイトゴールドやプラチナと組み合わせても全く違和感がありません。見た目と耐食性の両方が得られる為に、プラチナチェーンなどプラチナ製品にも「ロジウム加工」されているものもあります。
ロジウムは非常に硬く、また非常に高い温度でしか溶けない為、100%ロジウムのジュエリーのような、「加工」には向かないのですが、この堅さがかえって柔らかいシルバーなどの表面を覆うには好都合となるのです。日本で販売されている一般的なシルバー(銀)は、表面の酸化による変色を防ぎ、傷をつきにくくし、光沢を失うのを防ぎます。また、ロジウムは単独では本来最もアレルギーを起こしにくい貴金属に数えられる為、ロジウム自体にアレルギーを持った人が非常に少ないです。現在数ある日本のジュエリー専門店の中でも、アクセサリーに施されるコーティング方法しては最もポピュラーなものとなりました。一部では「プラチナ仕上げ」という名前が付いて販売されているジュエリーもあるようですが、実際は「ロジウム」というのも多くあるとのことです。表記に特に規定がないので、業者の意向をそのまま反映させた表記になっているそうなので、ロジウム加工プラチナ仕上げというのはプラチナのように綺麗に光沢のあるようにロジウムでコーティングしたということになります。
非常に高価な貴金属であり、普通のアクセサリーを一段上の輝きにしてくれると共に、一般的なアクセサリーの割金に使われているニッケルをロジウム加工することで、その金属を変色から防ぎ、非常に長持ちさせることができると定評があります。

天然色

■天然石の色合いには様々な色合いがあり、落ち着きのある色、気持ちが癒される色、心を奮い立たせる色など天然石の持っている色にも多くの意味があるとされています。その色合いの中でも実際、採掘された時のままの自然の風合いを残したままのものもあれば、様々な加工の上で出されたものもあります。一見、見ただけではわからない高度な細工がされているものも少なくありません。
それでも天然石の色というのは、簡単には創り出せないような、なぜか心が惹き込まれる不思議な感覚を抱かざるを得ません。選ぶ色によってその時の心理状態をみる「オーラソーマ」や好む色を精神の鏡として診断する「色彩心理学」など、色から生まれる力や人との関係性はたくさんの生活の中で見ることができます。話を戻しますと、天然石の色合いは採掘される国、その土地の特徴そのものとも言えます。例えば、アクアマリンなどは、有名な産地として、ブラジル・ナミビア・インドなどその産地によって、海の様な淡いブルーから、濃い藍のもの、透明感のある美しい青と色合いを変えていきます。同じ石でもその人が惹かれる石は人によって様々だと思います。また表面の色の美しさは傷や凹みがあると十分には伝わってこないものです、その石の表面の加工によって光沢ある、深みのある色合いに見せるような加工を行っているお店もあります。それが悪いかどうかは別としても「天然」という言葉をどこまで使っていいのかは議論されるところではあります。現在は宝石・鉱物においての鑑別書で色の加工がなされているか、石の表面等の加工がなされたかは記載することになっています。しかし、本当に天然のものの色合いというのは、やはり格別で綺麗・美しいというものとは違い、なんとも言い難い魂が惹かれるような神秘的な感情を抱くものです。そんなあなたにぴったりの本物の石に巡り合えたら、とても素敵な出会いなので大切にしてあげてください。

天然石

■ここ最近において、日本国内の天然石アクセサリーの広がりは、もはや数年前の流行などとは違いライフスタイルの一つとなってきています。何を買うのか?どこで買うのか?どんな意味があって、どう使ったらいいのか?こだわりは人それぞれであり、その奥深さに触れれば触れるほど、石の神秘的な側面や言葉では言い表せないスピリチュアルな部分に酔いしれていくものです。天然石というものは、古いものでは何千年も前から、護符やお守りとして使われ現代まで続いています。目に見えない不安や希望・厄や縁、たくさんの実際に手にはできない形のないものを避けたり、引き寄せたりするために用いられてきました。天然石とはいったいなんなのだろうか?その答えを知るには、その石の歴史を知り、どうその土地の人々に根付いてきたのか、それを知った上で感じ取ってもらえたらと思います。意味合いをとっても、好き勝手に商売の為に売りやすい文言を付けている店舗も少なくないでしょうが、しかし本当のところ、その石一つ一つに付けられた意味合いは、その長い歴史の中で人々の生活を支えてきたものです。習慣や決まりのように、時代から次の時代へ、国から周りの国へ、親から子へと受け継がれてきたものでもあるのです。国を治める為に、戦争に勝つ護符に、気品と美貌を保つため、子孫繁栄子宝のお守りとして、疫病や悪霊から護るためなど、その石の力を信じて世界中のいたる所で今もなお、子々孫々受け継がれたくさんの人の心の拠り所となっているのです。時に時代を大きく変えるほどの力や五穀豊穣を祈り天候を動かしたとされる、胸がわくわくするような石の逸話もあるほどです、そんな様々な歴史を知ることで、天然石をより深く感じて、自分だけのお気に入りを探してみて下さい。きっとあなたに語りかけるような運命的な石との出会いが待っているでしょう。

スター効果

■スター効果(asterism)は、宝石に見られる光の効果の一種です。「アステリズム効果」、「星彩効果」とも言います。スター効果は特定の宝石を定まった方法でカットすると現れ、平行に並んだ金紅石(ルチル)という針状結晶のインクルージョンを持つ宝石を半球形のカボション・カットに加工する必要があります。2方向のルチルが交差していると4条のスター効果、3方向の時には6条、4方向の時には12条のスター効果が現れます。スター効果をもつ宝石としてローズクォーツ、ルビー、サファイア、ガーネット、スピネルなどが上げられます。

Silver925

■Silver925とは、一般的に「シルバー」と呼ばれるアクセサリーで使われている素材のことです。
この925という数字は銀の含有率(純度)を表わし、92.5%のシルバーが含まれているということを意味しています。Silver925は別名「スターリングシルバー」とも呼ばれ、12世紀頃、東ドイツの、Easterling と呼ばれる貨幣鋳造家がイギリスで銀貨鋳造を教えて以後、この品位をそう呼ぶようになりました。欧米のシルバー製品には925の代わりにsterlingの刻印が入っているものも多いようです。
sterlingには「信頼できる」「本物」という意味があります。これはイギリスの銀貨が長年法定の純度ずっと守り通してきたことより転用されたものです。本物の純銀はやわらかく、また変色しやすく直ぐに輝きが失われたりするため、アクセサリーとしては不向きで、ある程度の硬度と加工のし易さから、また一番硫化しにくい純度であるという点からも、現在のシルバーアクセサリーには純度92.5%のSilver925(スターリングシルバー)が多く使われています。
Silver900をコインシルバー、Silver950をブリタニアシルバーと呼び銀の含有率で呼び名は変わっています。シルバーの特徴としては磨くと輝く様な美しい白い光沢が出ますが、すべての金属の中で、可視光線の反射率が90%と水銀と同じく最も高い金属であり、丁寧に研磨する事によりプラチナよりも強い輝きを出すことが可能になります。硫化や塩化という変色が見られますが、その特徴を活かし立体感の強調や銀色と黒色のコントラストを利用しながらデザインの幅を広げるなど、銀製品ならではの風合いが人々に愛されている要因のひとつだと思います。

キャッツアイ効果

■キャッツアイ効果というのは正しくは猫の目のような明るい光の筋が石の表面に現れる光学効果のことです。ダイアモンド以外の多くの石にこの効果が現れ、鉱物で有名な石でいうとクリソベリルがあり、一般にはキャッツアイ・アパタイト、キャッツアイ・シリマナイト等々、キャッツアイ効果を現わす宝石名をつけて呼ばれます。この効果は宝石鉱物に微細な繊維状、針状、チューブ状の鉱物結晶が平行に並んで包有物として入っている時に、そのインクルージョンが伸びている方向が底面に平行になるように石を丸い山形に整えて研磨し、光の反射ではなく石そのものの光沢や文様を生かすようにカットすると現れます。宝石に限らずきらびやかな輝きを表す言葉が語源の「シャトヤンシー (chatoyancy)」や「変彩効果」ともいいます。カボション・カットされた石に入った光は内部の針状のインクルージョンに当り、反射したり散乱されて出てきます。しかしカボション状に綺麗に磨かれた宝石がレンズの働き(集光作用)をするので、石表面の上部近くに円錐状に集まり、ゆるい焦点をそこで結んだりします。あるいは見る角度によっては針状のインクルージョンの伸びに直角な方向に伸びた、光の帯となってより強調された形で現れます。これが猫の目のような明るい光の筋のような光学効果として見えるわけです。説明だけすると、何やら難しくて分かりにくいかもしれません。例を出しますと、よく見るシャンプーのCMなどでモデルの女性の長く艶のある髪に光が当ると一瞬、一筋の光の帯が伸びていくのと全く同じ事が起こるのです。他にもウレキサイト・トルマリンやオパールなどもこの効果をもつ鉱物として挙げられます。またタイガーアイやホークスアイなども石綿の繊維組織の層状の違いはあるもののこの効果の例として挙げられる天然石です。

含浸処理

■エンハンスメント(改良)、およびトリートメント(改変)と呼ばれる宝石に対して施される人工処理技術の一つ。ワックス・オイル・樹脂・鉛・着色液などを宝石に浸み込ませることで傷やクラックを埋め、光沢や透明度、耐久性を上げる、あるいは色を変化させることを指します。研磨しにくい天然石の処理に用いる処理方法でもあります。代表的な含浸処理宝石はエメラルド、ターコイズ(トルコ石)・翡翠(ジェダイト)・ルビーなどです。この石は特に手入れ方法によっては、含浸させた物質が溶け出すことがあるので注意が必要な場合があるのです。天然石を加工する上で大きな理由一つに原石のまま使用すると崩れてしまったり、欠けやすく、身につけた時に怪我をしやすいというのも上げられます。そんな理由ではなく価値をごまかしたり、品質を変えたりして儲けようという考えの業者も少なくないのが現状です。
様々な処理を分かった上で、天然石それぞれの本当の価値をどう判断していくかが大きなテーマになってきそうです。

インクルージョン

■水晶の結晶ができあがる過程で、その周りにある他の鉱物や気体、或いは液体が自然に閉じこめられ入り込んで混じったもので、その自然に入り込んだものをインクルージョン(内包物、含有物)と呼びます。インクルージョンには気体、液体、固体の3種類があり、1種類だけであったり、2種類、3種類混じったものもあります。
このインクルージョンは水晶だけでなく他の宝石、鉱石にも見られのですが、インクルージョンには宝石、鉱石の価値を上げるものと価値を下げるものとが存在します。またその入り込んだ鉱物の質や量によりその石の価値は大きく変わり、またその混ざり込んだ鉱物の色合いや輝きによっても価値は大きく変わります。有名な例ではルチルクォーツが上げられます。水晶の中に含まれるルチル(金鉱石)の結晶の太さや輝きの違いによって、市場で取引される価格は何十、何百倍にもなります。
他の例でいうと、ラピスラズリの中のパイライトように、2つ以上の鉱物が混ざり合い、共生してる石もあれば、非常に細かいインクルージョンが光を反射させることで現れるシャトヤンシー効果、あるいはキャッツアイ効果と呼ばれる特徴を持つ天然石(キャッツアイやスターサファイア、スタールビー)挙げられます。
もしインクルージョンがなかったらキャッツアイもスターサファイア、スタールビーもこの世には存在しないわけです。天然石、ここでいう鉱物としての神秘性や歴史を記憶した太古の鉱物というものとしては、自然の醍醐味を感じられるインクルージョンがあるのも、大いに魅力の一つではないだろうかと思います。

イリデッセンス

■イリデッセンス(iridescence)とは、ギリシャ神話の虹の女神 Iris 、虹色(iridescence)が語源と云われています。宝石などの鉱物が光の干渉により虹のような多色の色彩に輝く光学現象のことを言います。鉱物には、結晶内部に周期的な構造を持っています。数種類の成分が層状に重なっている構造で、それが光に照らされると、その物質に光が入ってきた際に物質内部の結晶構造や粒子配列により光が分光されて、多色の乱反射が発生しそれが虹色に見えるようになります。光の波長あるいはそれ以下の微細構造による発色現象もイリデッセンスと言うようで天然石の中では真珠などの表面に現れます、七色の虹色の光沢のことやその他にファイアアゲートやアイリスクォーツなどにもその虹色の現象は現れます。他に身近な例でいうと、構造色にはコンパクトディスクやシャボン玉などが 挙げられます。